先日、ご相談を受けました。
同じような症状でお困りの方も参考になればと思います。
【変形性膝関節症とは】
長年の使用や負担、ケガ、軟骨のすり減りや骨の変形から来ます。
女性に多いです。
【原因】
加齢や骨折、脱臼、外傷(前十字靭帯損傷、半月板損傷など)、筋肉のこわばりがあげられます。
初期には膝のこわばり感や、歩き始め、階段の昇降、長時間の歩行、立ち仕事のあとなどに痛みが起こります。
また、炎症が強い時期には関節内に関節液がたまり、関節がはれて膝を曲げたときに強い痛みを伴うことがあります。
変形が進行するにつれて動きが制限され、正座や膝を完全に伸ばすことができなくなり、痛みや歩行障害も加わって徐々に日常生活が制限されてきます。また、O脚やX脚といった変形が進行することがあります。
【どこに行けばいい?】
一番は整形外科で画像診断してもらいましょう!
それで、原因が骨、なのか筋肉なのかなんなのかわかります。
【どうすればいいの?】
○炎症が起きている場合 ※炎症とは、熱感、はれ、赤みを左右で比べてください。
まずはアイシングです。その後湿布を貼り、包帯で関節運動の制限をします。
お風呂で温めると痛みがでるので、炎症がおきている時は控えてください。
周りの筋肉をほぐす事はおすすめします。
○炎症がない場合
筋肉をほぐし、筋肉を緩めます。(お風呂に入って楽な方は筋肉がこわばっている方なのでしっかり緩めてあげてください)
そして筋トレで筋肉をつける事で膝に鎧をつける感じにします。それで安定感を出します。
【どこで治療してもらえばいい】
保険治療なら整形外科、接骨院(整骨院)などになります。
保険外なら、整体院でもやってくれるでしょう!
大切なのは、「しっかりと触って、状況を確認して、説明もあって、治療してくれる所」がおすすめです。
※僕は患者さんの生活環境まで考えて行いますが・・・
保険治療だから治るとは限りません。
また、接骨院の治療では最長でも6ヶ月しか保険治療はできませんのご注意を!
6ヶ月以上保険治療されている方は・・・それは接骨院に問題があるかも・・・
【どこの筋肉を緩めるの?】
ももの前後、それと内側と外側、膝の後ろは確実に行うといいでしょう。
→ももの前後と内側の筋肉は、膝の関節をまたぐように膝の下に付きます。
外側は、腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)と言って、強靭な靭帯です。これも膝の下に付きます。
ここを緩める為には股関節とお尻を緩めましょう。
もも周りの筋肉が張ると膝関節の隙間を埋めるように圧迫してしまい負担がかかるので注意!!
それと大切なのが足首!!
足首は身体の土台です。足首が硬いと安定感も失い、膝や股関節に負担をかけます。
なので、足首も回しましょう。
【はり治療も効果的】
はりで、膝のお皿の上下と膝関節の内外の溝に行うのも効果的です。
【筋トレ】
ももの筋トレがメインです。身体の状態(年齢や体型など)や運動歴などに応じて強度は変えましょう。
○足を投げ出した状態で座ります。(長座)
片側の膝の下に枕やクッション(丸めたバスタオルや直径20㎝くらいの子供用ゴムボールでもOK)を入れます。
そのクッションを潰すように膝を伸ばします。すると、ももの前の筋肉を使います。これでOK!!
○ながらスクワット
椅子から立ち上がる時や椅子に座る際に30秒くらいかかてゆっくり座る(立つ)
○スクワット
初めは、ハーフスクワットをおすすめします。やや腰を落とすのみ。
※急に高い強度のものからやるのではなく、ならす感じで!
足を肩幅に広げて、椅子に座るように腰を落としていきます。
この時、つま先よりも前に膝が出ないように気を付けてください。
リズムはゆっくり、4カウントで腰を落とし、4カウントで立ち姿勢に戻ります。
【筋トレ回数と注意点】
回数は、1日1回~でOK!!
→なぜかというと、毎日行ってほしいです。なんで10回3セットと決めるとやらなくなる方の方が多いので。
まずは、回数よりも習慣にしてあげること。慣れてきたら回数設定をしましょう。
呼吸は止めない。
→力を入れる時に息をはきます。止まりやすい方はカウントを声に出して数えると呼吸が止まらずできます。
痛いようなら中止してください。
【ストレッチ】
ももの前後はしっかりとストレッチしましょう!!
膝が曲がらず、ももの前側のストレッチができない方はさするだけでもOK。
【ケア】
湯船で正座の練習も可動域UPにつながります。
→温めた状態だと筋肉も伸びやすいので。
※滑りやすいので十分気を付けてください。
【最後に】
病院や接骨院で温めて、ほぐしているだけでは、正直完治は厳しいでしょう。
なので、筋トレまで見てくれる所を探して行けるといいですね!
わからない事、もっと知りたい。などなどコメントに書いて頂けたらお返事します。
そのコメントも困っている方々でシェア出来ればいいですね。
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